August 21
こんにちは。
8月も下旬に入りましたが、雨がほとんど降らず毎日厳しい暑さが続いていますね。
この時期は無理に手入れはしません。
自宅の庭も雑草が生えていますが、夕方水遣りのついでに気になる草を少し抜くくらいです。
夏の間は秋にどんな球根を植えようか、来年に向けて移植や手入れをしておきたいところなど、涼しくなってからやりたいことを考えながら秋の訪れを待っています。

さて、手入れはしなくてもこれだけ雨が降らないと水遣りが必要です。
植栽後間もない庭では、どの程度水遣りをしたらよいのかわからないというご質問をいただくことが多いので、今回は夏の水遣りについてお伝えします。
庭ごとに土質、日当たり、植えている植物の量や種類など条件は様々なので、水遣りについて一概に何日に一回や何分間とは表しにくいのですが、
木や土の様子を気にかけてみると、水遣りを続けていくうちにその庭に合った量や頻度が分かるようになります。

<地植え植物の水遣りの仕方/夏編>
①「水遣りは土が乾いてから」
どの季節も、まずは土が乾いてから水遣りをすることが鉄則です。
土の状態を気にせずに水を与え続けると根腐れして枯れてしまうことがあります。
水遣りをしようとしている部分の土は乾いているか、マルチングがある場合はその下の土が乾いているか確認しましょう。
※マルチングとは施工後に根を直射日光や霜から守るために土の上に被せているものです。
②「涼しい時間に冷たい水を」
早朝または夕方の涼しい時間帯に水遣りをします。
真夏は朝7時や8時には既に暑く気温がどんどん上がるため、水遣りをしてもすぐに蒸発してしまったり蒸れてしまうことがあります。
早朝が難しい場合は、無理せず夕方で構いません。
ただし、暗くなってからの水遣りは土や植物の状態が分かりにくく、不調のサインを見逃してしまうことがあるので、あまりおすすめしません。
また、ホースに残っている水や出始めの水はお湯のように温まっていることがあるので、必ず手で水が冷たくなったことを確認しましょう。
③「根に水が届くようにたっぷりと」
土がしっかり濡れて根に水が届くよう十分な量を与えてください。
慣れないうちは、水遣り後にマルチングの下の土が濡れているか見てみましょう。
水遣りをしてもマルチングの下の土が乾いている場合は、水の量が足りていません。
④「木全体に水をかけます」
根元だけでなく幹や葉全体を濡らすように水を掛けると、乾燥と害虫を防ぎます。
害虫は葉の裏につくことが多いので、シャワーを上に向けて下から葉に水を掛けます。
⑤「敵量の判断」
日陰の庭でない限り真夏の晴れた日は、1日経てば乾くことがほとんどです。
1日経っても土が濡れている場合は、量が多すぎる可能性が高いので、次から少し減らして様子を見ます。
土が乾くまで、次の水遣りはしません。

今回お伝えした水遣りは、夏の地植え植物についての水遣りです。ぜひ参考にしていただけると幸いです。
また、あまり植物を育てたことがなく水遣り以外にもわからないことがあったり、庭を維持できるか心配という方がいらっしゃるかもしれませんが、
そのような時は、LINEからお気軽にご相談いただいております。
写真や動画で状態をお知らせいただき、アドバイスさせていただいたり、直接伺って状態を確認させていただいております。
「どれが雑草かわからなくて…」
「葉の様子が変ですが病気ですか?」
「今剪定してもいいですか?」など
色々なご質問をいただきますが、施工後も時々庭の様子を知ることができたり、久しぶりにお客様にお会いしてお話できるのは、とても嬉しく有難いです。