September 25
こんにちは。
広範囲の地面を覆うように広がる植物を「グランドカバー」といいます。
良く知られているものでは、芝生が一番分かりやすいかもしれませんが、芝生は少しハードルが高いという方も多いのではないでしょうか。
芝生以外にも色々なグランドカバーがあります。
今回はおすすめの3つ
①ディコンドラ(ダイカンドラ)
②タイム
③クラピア
をご紹介します。
その前にタイトルにもあります、なぜ植えるなら今なのか。
今回ご紹介する植物が成長するためには、1日の平均気温が15~20℃必要だと言われています。
豊川や豊橋では、11月に入ると平均気温が15℃を下回ることが多いので、
10月に植えるとすぐに成長が止まってしまい、枯れる可能性があります。
今月中に植えれば10月の1か月で成長して根付き、越冬することができます。
それでは、まずディコンドラからご紹介します。
ディコンドラ
・丸みのある葉が特徴
・緑葉と銀葉があります。(緑葉/日陰向き 銀葉/日向向き)
・花は目立ちません。
・種が市販されているので、種まきによって容易に増やすことができます。
・ポット苗が植えられない狭いスペースにも植栽可能です。
・冬は葉が黄色っぽく変色したり、葉の数が減りますが、暖かくなると復活します。
葉色によって好む環境が違うので、植えたい場所はどの程度日当たりがよいか確認しましょう。
葉が出揃ってからは、適度に軽く踏むと高さが出過ぎず管理しやすいです。



次に、タイムです。
タイムは横に広がる匍匐性のクリーピングタイムと縦に伸びる立性のコモンタイムがありますが、
今回はグランドカバーとして地面を覆ってくれる匍匐性のクリーピングタイムについてご紹介します。
クリーピングタイム
・ポット苗で流通しています。
・春に一斉に花が咲きます。
・葉には爽やかな香りがあり、水遣りの時や踏んだ時に香ります。
・常緑ですが、冬に霜や冷気に当たるところでは落葉することがあります。
・日向を好みますが、日陰でも育ちます。
・蒸れに弱いので、梅雨前に一度草丈を半分くらいにカットしましょう。
春に一斉に咲く姿は、絨毯のようでとても綺麗です。
地面に広がって定着してからは、ある程度の踏みつけにも耐えます。



最後に、きっと聞いたことのある方も多いクラピアをご紹介します。
クラピア
・主にインターネットで苗を購入することができます。
・可愛らしい小花は暖かい時期に次々と咲きます。
・日向を好み日陰には向きません。
・冬は落葉する場合が多いですが、翌春には一面緑で覆われます。
・浅めに植えると乾燥しやすく枯れてしまうことがあります。
次々と小花が咲き続けてくれるのがクラピアのよいところです。
広がって定着してからは、ある程度の踏みつけにも耐えますが、よく踏む場所は弱ることがあります。
逆に全く踏まない部分は、縦にも伸びるので伸びすぎた場合はカットします。(園芸用のバリカンが便利です)



長くなりましたが、植えるなら暑さが収まってきた今が一番です。
また、当店で庭工事をさせていただくお客様の中には、グランドカバーの部分はご自身で植えられる方もいらっしゃいます。
植え方や必要な道具などもアドバイスをさせていただいておりますので、お打合せの際にお気軽にご相談ください。